このほんしってる2010年
アナザー修学旅行
アギーの祈り
RDG‐レッド・データガール はじめてのお使い‐
園芸少年
ハブテトル ハブテトラン
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中島京子 著 ポプラ社 登校拒否になった大輔は、二学期だけ祖父母が住む松永の小学校に通うことになった。広島空港に到着した大輔を祖母の代わりに迎えに来たのは、ハセガワさん。へんくつなおじいさんだった。 ハセガワさんをはじめ、大輔は様々な人と出会い、穏やかな瀬戸内海の町で、毎日を過ごす。町中が大騒ぎのゲタリンピックに参加したり、同じクラスの女の子とプリントップを食べにいったり。そんな中で大輔は、今治(いまばり)に引越した元クラスメートのことを思い出した。 |
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びんの悪魔
優しい音
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三輪裕子 作 せきねゆき 絵 小峰書店 中学三年生の千波(ちなみ)は、仲のよかった女子グループから仲間はずれにされてしまう。一人で辛い日々を過ごしていると、千波の落とした携帯電話をポストに届けてくれた『潮風(しおかぜ)』という人から、一通のメールが送られてくる。やがて、励ますようなメールを送ってくれる潮風の存在に、勇気づけられていく。 同じ学校の男子らしいということしか分からなくて。 |
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きみが見つける物語‐ティーンエイジ・レボリューション-
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あさの あつこ、魚住直子、角田光代、笹生陽子、森 絵都、椰月美智子/著 KADOKAWA 角川書店 五、六歳の頃から、結婚するなら一つ年下のユキオだと決めていた。小学校の時は、お互いの家によく遊びに行っていたが、中学になるとずいぶん事情が変わってしまった。声をかけても迷惑そうな顔をされ、男同士、女同士で遊ぶようになった。そんな私の気持ちを察してか、母が料理やお菓子を作っては、ユキオの家に届けるように頼んだ。しかし、母の思いは違っていた。 六人の作家が描く、十代の頃に出会う切ない物語。 |
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動物の死は、かなしい?-元動物園飼育係が伝える命のはなし-
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あべ弘士 著 河出書房新社 動物も人もいつか死ぬ。『死』を語るのは、とても難しい。それは現実として避けられない。 旭山動物園で飼育係の仕事を始めた頃、先輩がゾウにキバで突かれて死んでしまった。危険と隣り合わせの毎日の中で、 仲間たちと『命とはなにか』『なんのために動物園はあるのか』を話し合った。 絵本作家でもある著者の子ども時代、飼育係時代、その後に出会った生と死、そして生きる道しるべとなるお話。 |
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